想い出と青

青い思い出は雨に染まって
薄ぼんやりと滲んだ

ラムネの瓶に透かして見た
キミの輪郭も気泡で歪む

もうあの日には戻れない…

雨の日にひとつの傘で歩いた道も
二人で飲んだラムネの甘酸っぱさも
にびいろの忘却に滲んでいった

涙で色褪せた記憶は
キミの影を見つめる

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ケイティー

日常の風景を″詩″として切り取り、綴る世界