月下美人

灯りは
障子の向こう
隠れるようにゆらりゆらり
見つめた先の幽けき光
 
微笑む紅の艶は結び
朧が卯の花零す頃 
燈消えて息が触れ
小夜に甘く色づく月下美人

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ケイティー

日常の風景を″詩″として切り取り、綴る世界