からだの行方

朝曇りの気鬱が
天井を染める

鉛を飲み下したような重さが
体を鈍らせ
ベッドの窪みは
温もりへの未練を象った

そろそろ甘えを剥ぎ取り
雨に打たれるか

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ケイティー

日常の風景を″詩″として切り取り、綴る世界